「ウェブサイトとウェブアプリケーションの違いって何?」と思ったことはありませんか?
この2つは日常生活やビジネスにおいて欠かせない存在になっています。名前は似ていても役割は大きく異なります。

ウェブサイトとウェブアプリケーションって聞いたことはあるけど、何が違うの?

大学の授業や講義で説明聞いたけど、イマイチ分からない。。。
この記事では、上記のような悩みや疑問点をそれぞれの特徴や具体例を交えながら、違いを分かりやすく解説します。用途に応じた使い分け方も紹介するので、最後までぜひご覧ください!
ウェブサイトとは?
ウェブサイトは主に情報提供を目的としたページです。
なので、ユーザーは文章や画像の閲覧することがほとんどです。
例えば、近くのスーパ―マーケットのホームページを考えてみましょう。
そこには営業時間やチラシ、店舗情報が記載されていますが、私たちユーザーは、その情報に対して変更を加えたり、何か新しい情報を追加することは特にありません。
※ユーザーが入力するのは、店舗検索などで地域や場所を入力する程度だと思います
つまり、発信者からユーザーへの情報が「一方通行」であることが分かります。
主な使い道
- 会社情報やサービス内容の紹介
- ニュース記事の公開
- ブログ
特徴
- ユーザーがデータを入力する機能は少ない
- HTML、CSS、JavaScriptなどで作成される
- サーバー側での複雑な処理はほとんど不要
ウェブアプリケーションとは?
ウェブアプリケーションは、ユーザーが操作したデータを処理する機能を持ったシステムです。
なので、ユーザーは文章や画像の閲覧だけでなく、情報の追加も可能です。
例えば、SNSの「X」を考えてみましょう。
そこには既に、多くのポストが表示されています。このポストは私たちがアクセスする前に、多くのユーザーがポストを投稿した情報になります。ここで、ユーザーは情報の閲覧だけでなく、情報の追加「ポスト」といったアクションを起こせることが分かります。
つまり、アプリケーションとユーザー間の情報のやりとりが「双方向」であることが分かります。
主な使い道
- SNS
- オンラインショッピング
- オンラインゲーム
特徴
- ユーザーの入力内容に応じた処理が可能
- Python、PHP、JavaScriptなどのプログラム言語やデータベースを活用
- サーバー側で複雑な機能を処理できる
ウェブサイトとウェブアプリケーションの違い
比較表で整理
項目 | ウェブサイト | ウェブアプリケーション |
---|---|---|
主な目的 | 情報発信 | データ処理や機能提供 |
ユーザー操作 | 基本的に閲覧のみ | 入力や操作が多い |
必要な技術 | HTML/CSS/JavaScript | サーバーサイド技術とデータベース |
代表例 | 企業サイト、ブログ | SNS、ECサイト、管理システム |
情報の流れ | 一方通行 | 双方向 |
よくある質問(Q&A)
Q1. ウェブサイトとウェブアプリケーション、どちらが簡単に作れますか?
A. ウェブサイトは静的なページが中心なので、比較的簡単に作れます。一方で、ウェブアプリケーションはデータ処理やサーバー管理が必要なので、技術力が求められます。
Q2. モバイルアプリとウェブアプリケーションの違いは?
A. ウェブアプリケーションはブラウザ経由で使いますが、モバイルアプリはデバイスにインストールして使用します。ウェブアプリケーションはPCやスマホで共通して使えるのがメリットです。
Q3. ブログはウェブサイト?それともウェブアプリケーション?
A. ブログは基本的にウェブサイトですが、コメントや投稿機能がある場合はウェブアプリケーションの要素も含まれます。
Q4. ウェブアプリケーションはオフラインでも動きますか?
A. 一部のウェブアプリケーションはオフライン対応可能です。PWA(プログレッシブウェブアプリ)の技術を使えばオフラインでも利用できる機能を実装できます。
Q5. コストはどちらが安いですか?
A. ウェブサイトは比較的安く作れますが、ウェブアプリケーションは機能が多いため、その分コストも高くなります。用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
まとめ
ウェブサイトとウェブアプリケーションは似ているようで、役割や機能が異なります。ウェブサイトは情報発信に向いており、ウェブアプリケーションはユーザーとのやり取りやデータ処理に適しています。
最近では、ウェブサイトにおいても、コメントやお問い合わせなど、ユーザーが入力する機会が増えてきたことから、厳密な区別が難しくなり、区別する必要があるわけではないことも合わせて覚えておきましょう。
目的に合わせてどちらを選ぶかを判断し、制作や開発に役立ててください。この記事が判断材料になれば幸いです。今後もIT連の情報を発信していくので、ぜひチェックしてみてください!